いちから
地域の歴史を継いでいく
山形県置賜地方の伝統野菜「薄皮丸茄子」。
浅漬けを噛んだ時のパリッとした歯応えは、
置賜の夏の訪れを感じさせてくれます。

浅漬けは、
皮が薄く味が入りやすい薄皮丸茄子の伝統的な食べ方です。
歯触りの良さとフレッシュな茄子の味を楽しめます。
子供も食べやすい漬物です。
色止めとして作用する、ギリギリの量だけミョウバンを使用しています。

粕漬けは、
薄皮丸茄子らしいパリっとした歯触りはそのまま。
酒粕を地元米沢市の香坂酒造さんに提供してもらっています。
お酒の香り、味わいはまろやか。
お好きな方にはもちろん、粕漬けはちょっと苦手という方にも是非お試しいただきたいです。

小さな茄子に込める
大きな思い

地域の伝統野菜といえどそのほとんどは慣行栽培で作られています。僕らのように無農薬無化学肥料で作る農家はごく稀です。
茄子の苗が力強く育っていける環境を手探りで試していきました。その結果行き着いたのが益虫の棲家を作る草「バンカープランツ」そして、害虫や病原菌を避ける成分を放つ植物「コンパニオンプランツ」という植物同士の力で茄子を守るという手段です。毎年地道に効果を試しながら、収穫量を増やしてこれました。

伝統野菜を
イチから作る

薄皮丸茄子は子供の頃から慣れ親しんだ、置賜地方を代表する伝統野菜です。透明な瓶の中に浮かぶ、小ぶりな丸茄子を、口にポコンと放り込んで、噛み締めた時のパリッとした食感は夏が来たなと感じさせてくれます。
ただ近年は栽培する農家の高齢化に伴って、段々と収穫量が減ってきている現状があります。1人の農家として地域が繋いでくれた歴史を、未来に残したいと思い私も栽培を始めました。

後藤商店との出会い

漬物の加工をお願いしているのは、先輩農家からの紹介で出会った、米沢市の漬物加工会社、後藤商店さん。添加物を可能な限り使わない漬物作りを長年続けられています。賞味期限は短くなってしまう、それでも昔から続く漬物の味を大切にという姿勢を僕らは大変尊敬しています。

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